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小殿筋の機能! 股関節にとって重要なの知ってますか?

 今回は、最近、勉強していて面白いと思った小殿筋の機能について!

 大殿筋や中殿筋は、よく聞くけど、小殿筋はあんまり聞かないですよね。

 実は、小殿筋は、股関節が円滑に、機能的に働くうえで重要なんです。小殿筋が機能しないと股関節はうまく動かず、大殿筋や中殿筋は機能しなくなります。

 

『なぜ、小殿筋が股関節が動くうえで重要か』を詳しく、説明し行きましょう!

 

 小殿筋の解剖学

 まずは、基本的な小殿筋の解剖学!

 

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 小殿筋は、中殿筋の深層に位置する筋です。起始・停止、作用は、上記の図の通りです。

 

 注目するポイントは、股関節の関節包に一部停止するというということです。

 

 つまり、股関節の動きに大きくかかわるということです。そのため、関節包の挟み込みなどを防ぎ、股関節が円滑に動くためには、小殿筋が働く必要があります。

 

小殿筋の機能

 ・小殿筋の大きな機能は、股関節のインナーマッスルとして働くということです。

 

 小殿筋は、大腿骨頸部と平行に走行しており、大腿骨頭を関節窩に押し付けるように作用します。つまり、大腿骨頭を求心位に保つ働きがあります。

 大腿骨頭を求心位に保つことで股関節が安定し、大殿筋や中殿筋が働きやすくなります。

 

片脚立位での筋活動が中殿筋よりも小殿筋の方が高いいう報告もあります。

 

 この報告より片脚立位が困難で外転筋の機能不全が原因の場合、中殿筋の問題よりもまず小殿筋の機能不全が疑われます。そのため、小殿筋の機能の評価が重要になってきます。

 

小殿筋の運動療法

 小殿筋の運動療法のポイントは、

・低負荷運動

・股関節外転20°での外転運動

・股関節屈曲位での内旋運動 

 

 小殿筋は、中殿筋よりも筋断面積が小さいため大きな筋力を発揮しずらい筋である。また、最大随意筋力の20%での負荷量の外転運動にて中殿筋の筋活動を最も抑え、小殿筋を選択的にトレーニングできるという報告もある。そのため、小殿筋の筋力を強化する際は、低負荷での運動が有効です。

 

 小殿筋の作用は、外転・内旋である。そのため、股関節内旋運動、外転運動にて強化することが可能です。

 股関節の外転運動では、外転0°より外転20°の方が筋活動が高いとの報告がある。そのため、小殿筋を選択的にトレーニングするためには、股関節外転20°での運動が有効です

 

 臨床的には、股関節屈曲位での内旋運動は、THAなどの脱臼肢位となり、利用できない場合がある。そのため、臨床でよく利用する運動としては、

低負荷の股関節外転20°での外転運動です。

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まとめ

  今回は、小殿筋の機能についてまとめました。

 小殿筋は、股関節のインナーマッスルとして働き、大腿骨を求心位に保つ働きが重要になります。

 さらに、片脚立位でも大きな役割を果たしているため、立位での動作では、欠かせない筋です。

 今後は、小殿筋の機能の評価も必要となってきますね!

 

今回、参考にした本はこちら

 
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。